夕方5時過ぎ
いつも寝てる時間
水苔に潜っている
ガクトがあまり動かなくて済むように
メープルシロップを大顎の手前に置いておく
食事して帰宅
カゴを覗くと水苔から出てきている
キュウリの皿が空っぽ
おーいガクトぉといつもの如く手で触れると
動かない
、、、
間が開いてゆっくりと脚が動いた
ふう
でももう歩けないようだ
アルジ、がメープルシロップを口元まで持っていく
口元が僅かに動く
アンテナのようにピンと張っていた触覚は垂れ下がって
次第に弱まっていく命の音
十六夜の月あかりに照らされて
。。。。。。。。