2008-11-21 トゥーしゅうかんぼん 多留保 よみもの ほんの少し前の時代 東京でもこんなに たくさんの星が 見えていたのだ 上京した 昭和63年の夜空は いつも明るい靄がかかっていた 星空を見上げなくなってから 幾年かが過ぎたいま 輪違いの月がのぼる 「稲垣足穂 <ちくま日本文学全集>」 著者:稲垣足穂 発行所:株式会社筑摩書房 素通りする活字を追いながら 煙にまかれてしまうよな文体 ですが、 麒麟に乗ると 細胞にしみわたる